デザインを崩しておしゃれにする「ブロークングリッドレイアウト」
数多くのおしゃれなデザインが蔓延るWEBサイトには様々な手法のレイアウトが存在します。
ただコンテンツを並べるだけではなく、目を惹くようなユーザーを引き付ける要素もWEBデザインには求められています。
今回はそんなレイアウトの手法「ブロークングリッドレイアウト」についてご紹介します。

そもそもグリッドレイアウトとは
グリッドレイアウトはグリッドデザイン、グリッドシステムとも呼ばれています。
それぞれの要素を格子(グリッド)のように並べてデザインする手法です。
見栄えが整っているので情報が理解しやすく、年齢・性別に限らず好まれやすいレイアウトです。
きっちりコンテンツがはまるためCMSなど動的に更新するような場合にも適しています。
ブロークングリッドレイアウトとは
「ブロークングリッドレイアウト」は規則性があり、統一されたレイアウト(グリッドレイアウト)を崩して表現するレイアウトです。
2017年ごろからじわじわと使われることが増えてきました。
ここ最近ではかなりメジャーなレイアウトの手法としてよく見かけます。
「グリッドレイアウト」のような統一されたレイアウトは真面目さやきっちりした印象にしてくれますが、整った規則性で作られているため目を惹く斬新さには欠けてしまいます。
しかし、「ブロークングリッドレイアウト」はその規則性をあえて崩すことでオリジナリティを出し、魅力的なサイトデザインを演出します。
ブロークングリッドレイアウトのメリット
オリジナリティー
整ったレイアウトは万人から評価をもらうことのできますが、その代わりに個性が少なくなってしまいます。
情報は見やすいですが、サイトへの印象はかなり薄いものになってしまいます。
ブロークングリッドレイアウトはデザインを崩すことで個性を出すことができて強い印象を見る人に与えることができます。
コンテンツの強弱
「グリッドレイアウト」はすべて同じ大きさにしなくても、それぞれのコンテンツの大きさを変えることである程度の強弱は付けることができます。
しかし、綺麗に収まってしまっているため強く出したいコンテンツでもどうしてもある程度のレベルになってしまいます。
「ブロークングリッドレイアウト」では、目立たせたいコンテンツを他よりも大きく崩すことで特定の箇所を特に目を惹くデザインにすることができます。
まとめ
ここまでの話から「ブロークングリッドレイアウト」は自由に決められる簡単なレイアウトと思えるかもしれませんが、実はそうではありません。
崩したレイアウトとは言っても、無茶苦茶に闇雲に作ればいいと言うわけではなく、崩した中にも統一感やサイトのバランスも考える必要があります。
もし何も考えずに崩して作ればいいとレイアウトを組んだ場合、斬新で個性的なサイトではなく残念で個人主義なサイトにしかなりません。
また、サイトは見る年代・性別などにも合わせて作らなくてはなりません。
どんなにおしゃれなサイトだとしても、40代を対象にしたショッピングサイトで20代にウケそうなデザイン、レイアウトにしても効果は薄くなってしまいます。
目を惹くデザインに全年齢対応はないのです。
レン太くんでは、お客様のご要望に合わせつつどのような客層を対象としたサイトにするべきかをデザインしてご提供しています。
お悩みのことがあれば一度お問い合わせください。
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