SNSをサイトに埋め込むデメリット
FacebookやInstagramなどのSNSにはサイト内に表示できるように埋め込む機能があります。
ほんの少し知識があれば誰でも簡単に埋め込むことができて、サイトでの情報配信も容易になるのでとても便利な機能です。
しかし、近年Googleの仕様変更、アップデートなどによりSNSの埋め込みはおすすめできるものではなくなってきました。
今回はなぜSNSの埋め込みがおすすめできないのかを説明したいと思います。
SNSの埋め込みとは
よく見かけるもので言うと、トップページにFacebookやTwitterを表示して情報配信していたり、お店でおこなったイベントをInstagramを表示して紹介したりしています。
レン太ブログでも何度か埋め込みの方法やメリット・デメリットについて書いています。
詳しくは下のリンクをご覧ください。
・簡単5STEP!動画の埋め込み方
・動画を埋め込む前に知っておいてほしいこと
・ツイッターの記事をブログに表示させる方法
おすすめできない!とは言っていますが、埋め込むことが全て悪いわけではありません。
スマホなどで外にいる時に気軽に更新できますし、コードを組んで表示方法を考えるなども必要ないので基本的に便利ではあります。
埋め込みでの問題点
読みづらい文字
Facebookを例にすると、埋め込みにはいくつかの制限があり、例えば埋め込んだ時の横幅は180から500の間でしか表示されません。
高さは最低70で最大の指定はありませんが、横幅に500までの指定があります。あまりにも高さを大きくしてしまうと埋め込み画面が細長くなってしまい、見栄えが悪く見づらくなってしまいます。
そのうえで文字サイズも指定ができないため細かい文字を読ませることになり、記事内容も一部しか表示できません。さらに画像が文章の上に入っている場合、縦幅によってはスクロールしないと文字を読むことができません。
重要な情報発信に向かない
どこからでも気軽に更新できるメリットはありますが、記事タイトルを一覧にしているわけではないので、大抵の場合は最新の記事だけが見えている状態になります。
軽く読んでもらう程度の内容であれば問題はありませんが、しっかり読んでほしい重要な情報を発信していた場合、その後に別の記事を更新すると大切な記事が目に留まりづらくなってしまいます。
読み込み速度
近年GoogleのWEBサイト評価基準では、サイトの読み込み速度も重要視されています。
SNSの埋め込みをするとサイトにアクセスした時に埋め込んだSNSも読み込むので、その分サイト自体の読み込み速度にも影響が出てしまいます。
参考程度にはなってしまいますが、PageSpeed Insightsを使った場合比較を載せます。
モバイル 96
パソコン 99
上記がベースにしたサイトのスコアです。
スコアについては評価点だと思ってもらえればいいです。
0点から100点までで評価されていて80点以上で合格点といった感じです。
◆Facebookを埋め込んだ場合
モバイル 68
パソコン 93
◆Instagramを埋め込んだ場合
モバイル 85
パソコン 90
◆Twitterを埋め込んだ場合
モバイル 77
パソコン 99
今回は代表的な3つのSNSを埋め込んで確認しました。
1つ埋め込むだけでも大きく評価を下げているのがわかりますね。 パソコンはそこまで下がっていないようにも見えますが、MFI(モバイル ファースト インデックス)のこともあるのでモバイルでの評価を優先に考えるべきでしょう。
MFIについてはこちらから>
【重要な情報発信に向かない】と繋がりますが、軽いお知らせ程度の内容のためにここまで評価を下げる必要はないのではないかと思います。
また、Instagramは情報や見栄えとしては問題ありませんが、評価を下げてまでリアルタイムで写真をサイトに更新しなくても、そのサイトを見に来たユーザーに効果のある写真を定期的に掲載するほうが大切なのではないかと思います。
まとめ
更新の容易さを考えるとSNSの埋め込みは便利で使いやすいですが、ページの読み込み速度でサイトの評価を著しく下げてしまう恐れがあります。
SNSの埋め込みは、あくまでも「管理者が楽をするために使うもの」と認識する必要があります。
ユーザーに見てほしい情報は見やすいように扱うことがサイトとしての正しいあり方なので、そこを忘れないようにサイトの運用をしていきましょう。
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