2017年07月25日

ホームページには色々な「種類」と「役割」があるってご存じですか?

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こんにちは!制作スタッフのおおすみです。
いきなりですが皆さんは、ホームページの「種類」について考えたことはありますか?

企業がホームページを持っていることが当たり前のようになった現代でも、中小零細といわれる小規模な企業やお店では、ホームページをお持ちでないところも多くあります。
そんな方たちが「ホームページを作ろうかな?」と思うとき、そこには必ず何かしらの目的があります。

● 新規顧客を増やしたい
● リピーターを増やしたい
● 新サービスのブランディングをおこないたい
● 商品を売りたい
● 企業としての信頼性を高めたい
など、目的そのものは多種多様ですが、「目的がある」という点は共通していますよね。

それぞれの目的を達成させるために、ホームページにも役割ごとに色々な種類があるんです。
そしてこのホームページの「種類」とその「役割」は、ホームページを制作する前に知っておいてほしいポイントです。

そこで今回は、ホームページの目的ごとの「種類」について、代表的な9つをご紹介したいと思います!

1.コーポレートサイト

コーポレートサイトは会社の情報を伝えるためのホームページです。
「どのような歴史があるのか」「どのような事業をしているのか」「どのような理念で取り組んでいるのか」などを伝え、会社としての信頼性を高めるために使用されます。
住所・電話番号・沿革・役員などの基本情報を中心に、事業部紹介・ 経営理念・採用情報・取り扱いサービスなど、会社の全体像が伝わるように構成され、小規模な会社であれば、10~15ページくらいで作っているところが多いように思います。

コーポレートサイト制作事例:大和商事株式会社 様

2.店舗サイト(ショップサイト)

店舗サイトは来店客を増やすためのホームページです。
行ったことの無いお店に行くのは、少し勇気が要ります。 ショップサイトは、「どのような雰囲気の店舗なのか」「どんな商品を置いているのか」「どのようなスタッフがいるのか」などを伝えることで、来店前のハードルを下げる役割を持ちます。
お店の規模にも寄りますが、商品紹介(メニュー)・こだわり・スタッフ紹介・アクセス・店舗案内・お知らせなどを掲載し、小規模なお店であれば7~10ページくらいで作っているところが多いように思います。

店舗サイト制作事例:蒲郡海鮮市場 様

3.プロモーションサイト

プロモーションサイトは商品やサービス、イベントの認知度を向上させるためのホームページです。
1つの商材の詳細情報を多角的に掲載し、魅力を伝えます。 長期的にプロモーションを行う場合もありますが、基本的には「新商品としてアピールする期間だけ」などの決められた期間限定で使用することが多いタイプのホームページです。

プロモーションサイト制作事例:業務用害虫駆除機「with」

4.ランディングページ(LPサイト)

ランディングページは1つの商品やサービスの販売に特化したホームページです。「LP」とも呼ばれます。
大きな特徴は1ページのみで構成されているという点です。その商品はどんな悩みをいくらで解決してくれるのか、その他にどんなメリットがあるのかなど、ストーリー性を持たせて読ませ、購買意欲を高める構成にする必要があります。

LPは、基本的には制作会社に任せたほうが良いでしょう。
理由は2つあり、1つ目は「高いデザイン性が必要である」ということです。
LPはテキストデータが少なく、画像で制作されている箇所が多い傾向にあります。読みやすさや視線の誘導、どこでどんな印象を持ってほしいかなどを考える必要があるため、プロに任せたほうが良いでしょう。
2つ目の理由が、「運用が独特」ということです。
LPは基本的に有料の広告エリアに広告を出して運用するため、広告表示のキーワード管理などが必要になります。たとえば「ホームページ制作」というようなビッグキーワードに対し上位枠を獲得するには広告料が嵩み、「ホームページ制作 名古屋 SEO」のような複合キーワードで検索されたときだけ表示するほうが広告料を抑えられます。かといって需要が極端に少なければ受注に繋がりません。とても大雑把に説明していますが、このようなことを分析・調整して広告運用をする必要があるのです。

LPサイト制作事例:ミルク本舗 様

【追記】ランディングページについてもう少し掘り下げた記事を書きました!
何が違うの?ホームページとランディングページの役割

5.ブランディングサイト

ブランディングサイトは商品やサービスなどにブランドイメージを構築するためのホームページです。
たとえばiPhoneが他のスマートフォンとは一線を画したイメージを持たれているように、他社・他サービスとの差別化を図るために使われるのがブランディングサイトです。また、「京都」と聞くと古都・古き良き日本・伝統的などのイメージがあり、観光地として不動の人気があるように、地域のブランディングなどにも活用されます。

※地域ブランディング参考:清水へ参る道 https://feel.kiyomizudera.or.jp/

6.ECサイト

ECサイトはいわゆるネットショップのことで、商品やサービスを販売するためのホームページです。
ユーザーに購入というアクションを起こしてもらうため、商品やサービスの詳しい情報を掲載し、魅力を伝える必要があります。ユーザーは購入前に実物を見る・触ることができないため、商品の色や肌触り、食品の味などを正確に伝えられるように工夫しなければなりません。

また、購入までの手順がわかりにくい・操作性が低いと購入してもらえる確率が下がるため、システム面でのユーザービリティも考慮する必要があります。
さらに、ランディングページとは異なり複数の商品を掲載するため、飲食であれば「焼き菓子」「和菓子」などの条件検索を導入し、比較しやすい・探しやすい構成にする必要があります。

「スタッフが使ってみました!」など実際に使ったからこそわかる使用感やおすすめポイントを掲載するところも増えています。実物を見ていなくても安心して購入してもらうための工夫をたくさんちりばめるのが、ECサイト制作のポイントです。

ECサイト制作事例:Holomua 様

7.ポータルサイト

ポータルサイトはインターネットにアクセスする際の入り口となるサイトです。
代表的なものに、Yahoo!JapanやGoogleなどがあります。Yahoo!JapanやGoogleは、まさに「インターネットの入り口」としてのポータルサイトですが、例えば飲食店を 比較しながら探せる食べログや、美容室を探せるホットペッパービューティーなど、業種に絞ったポータルサイトもあります。

8.リクルートサイト

リクルートサイトは求人のためのサイトです。
募集要項をわかりやすく正確に掲載するのと同時に、会社の理念や方向性を明らかにする必要があります。また、働き方や就職先を選べる現代だからこそ、自社で働くことの求職者にとってのメリットを伝える工夫も必要になってきます。
業務内容・福利厚生・業務実績・先輩社員の声・1日の様子・募集要項などを掲載し、15~20ページくらいで作っているところが多いように思います。

リクルートサイト制作事例:有限会社平田業務店 様

9.メディアサイト

メディアサイトはニュースや専門記事などの情報で構成されるサイトです。
主に広告収入で売り上げを上げているため、より良質な情報を豊富に掲載し、ユーザーが必要な情報を探しやすい構成にすることで、アクセスを稼ぎリピーターを獲得する必要があります。

まとめ

ホームページにはさまざまな種類があり、1つ1つ目的や役割が異なります。

例えば他社のホームページを見て、「このホームページいいな。これみたいに作ろう!」と思ったとしても、あなたが作ろうとしているホームページはコーポレートサイトで、そのホームページはブランディングサイトだった場合、構成や掲載するコンテンツ、視線の誘導は違ってくるのです。

ホームページを作ろうと思ったら、まずはホームページを持つ目的は何なのかを考えることで、そのためにはどんな種類のホームページが必要なのか、どんな情報をどう構成するべきなのかという方針が見えてきます。

ゴール設定が曖昧であったり、あれもこれも載せたい!となってしまっては、本来望んでいた結果が得られなくなってしまいます。ユーザーに購入・依頼といったアクションを起こしてもらうために何をするべきか、考えながらサイト作りに取り組んでいくことが大切ですね!

レン太君は、ホームページの活用などに関するお客様のお悩みを全力でサポートします。
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