2018年11月20日

写真が暗くならない!明るい写真を撮る方法

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「撮影した写真が暗くなって綺麗に撮れない!」という体験は、多くの方がしてきたと思います。

最近ではスマホの普及により、撮影することも編集することも簡単になりました。
とはいえ、コンパクトデジタルカメラや一眼レフ、ミラーレスを使用している場合は、編集するために一度パソコンに取り込む必要があります。そんな手間を省くためには、綺麗な写真を撮ることが一番です。

今回は、写真が暗くなる原因を解説するとともに、綺麗に撮影するための対策についてご紹介します!

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写真が暗くなる原因

写真が暗くなる原因は3つあります。

1.逆光で撮影している

たとえば太陽をバックに撮影をした場合、被写体は暗くなります。
これは、カメラが太陽の明るい部分を基準に明るさを調整しているため、太陽よりも光の量が弱い部分は暗くなってしまうからです。

太陽をバックに撮影するメリットもありますが、まずは逆光で撮影しないことを意識しましょう。

2.被写体の明るさ

白色や淡い色の被写体を撮影すると、写真は暗くなってしまいます。
「1.」でもご紹介したように、カメラは明るい部分を基準に調整するため、白色や淡い色を光の量と認識して全体が暗くなってしまうのです。

3.暗い屋内で撮影している

電気をつけているのに暗くなってしまう...そんな声を良く聞きます。
日が入らない屋内では電気の光だけでは補えない場合もあります。

写真が暗くなる原因まとめ

1.逆光で撮影している
2.被写体の明るさ
3.暗い屋内で撮影している

こうした原因はカメラの機能を使うことにより解決します。
カメラにある機能を理解し、明るい写真を撮りましょう。

対策

①シャッタースピードを早くする

シャッタースピードとは、シャッターが開いてから閉じるまでの早さのことを言います。
カメラ画面に1/125秒と書かれているものです。
このシャッタースピードの数字が少ないほどシャッターの閉じるスピードが遅くなるのでレンズに多くの光を取り込み、明るく写真を撮ることが可能となります。

ただし、数字が少ないほど手ブレをしやすいというデメリットもあります。
シャッタースピードについては以前「写真がブレる原因は2つ!かんたんブレ対策!」でも記載しましたのでぜひこちらを参考にし、手ブレせずに明るい写真を撮りましょう。

②絞りの値(F値)を小さくする

絞りとは、レンズから入る光の量を調整する部分です。
レンズを覗くとカシャッと締まるシャッターが見えます。このシャッターの穴の大きさによって、光を取り込む量を調整しています。
カメラの画面には「F2.8」「F5.6」と書かれています。

暗い場所では絞り値(F値)を小さくして光を多く取り込むことで明るい写真が撮影でると同時に、背景がボケた写真が撮れます。
よく見かける背景がボケた写真は絞りを小さくしているのです。
広い範囲を撮影したい(室内など)場合にはオススメできませんが、小物撮影の際には雰囲気が出るのでぜひ試してみてください。

「写真を始めたら絞り優先で撮影しろ」といわれるくらい、とても役に立つ機能です。

③ISO感度を上げる

ISO感度とは、デジタルカメラが光をとらえる能力を表す値です。
カメラの画面に「ISO 800」「ISO感度」「ISO AUTO」と書かれています。

暗い場所ではフラッシュを使用して明るく写せますが、手前のみが明るくなったりと範囲が限られてしまいます。
ところがこのISO感度を上げれば、フラッシュを使用しなくても写真全体を明るく撮影できます。
「それならISO感度を常に多く上げておこう!」と思われるかもしれませんが、実はこのISO感度は上げるごとに写真にざらつきが発生するため、上げすぎには注意しましょう。

現代ではカメラの性能も上がっているので、高性能なものであればISO1600ほどまで上げてほとんどざらつきが生じなくなっています。
カメラの性能にもよりますが、ISO感度は覚えておいて損はありません。

④明るい場所で撮影する

最初から明るい場所を選べるのがベストですが、それができない場合もあります。
そこでオススメなのが天井の電気の真下・電気と電気の間での撮影です。
電気の真下では光が一番集まるため明るく撮れます。
それでも足りない場合で人物や商品撮影をするのであればスマホのライトを遠くから当てて明るくする手もあります。

ただし、窓際はいくら光が入るからと言っても雲で太陽が隠れ光に変化が出てしまい商品撮影に不向きなので、オススメできません。

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まとめ

写真が暗くなるときの対策

① シャッタースピードを上げる
② 絞りの値(F値)を小さくする
③ ISO感度を上げる
④ 明るい場所で撮影する

カメラの自動設定だけでは写真が撮れない場合もあるので、今回ご紹介した対策を参考に、機能を少しいじってみると良いでしょう。
明暗差が激しい被写体であれば、どこに明るさの照準を合わせるかで写真の明るさは大きく変わってきます。

カメラの機能をうまく活用し、明るく綺麗な写真を残しましょう!

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