2019年07月23日

検索順位にSSLは関係する?SEOのよくあるご質問に答えます!

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夏ですね!!名古屋もずいぶん暑くなり、社内にはハンディ扇風機を持っている人が増えてきました。文明の進化ってすばらしい。

さて、せっかくホームページを作ったからしっかり運用したい!とたくさんご相談いただくのが、検索上位を狙う「SEO」についてです。
ご相談いただいた方には個別でご説明・ご提案していますが、少し前のSEOの知識のまま頑張ろうとしてしまっている方も多く見受けられます。

そこで今回は、SEOについてよくいただくご質問をまとめてみました。

Q.SNSは検索対策になる?

「Twitter」「Instagram」「Facebook」といったSNSの運用は、SEOに直接的には関係がありません。SNSを更新してもホームページが上位に表示されるわけではない、と考えましょう。

しかし、相互作用があることは否定できないでしょう。
ソーシャルメディアには共感や賛同を表現する「ソーシャルシグナル」があります。Facebookの「いいね!」やTwitterの「リツイート」がコレにあたります。
ソーシャルシグナルが多い投稿に関しては、SEO対策の役に立つと言えます。ソーシャルシグナルが多ければ多いほど、見た人の興味を引きやすくなり、検索エンジンでの検索数もアップするからです。

またソーシャルシグナルの多い投稿はニュースアプリなどにも引用され、より多くの人の目に触れることになります。SEOとは別に、ソーシャルシグナルの多い投稿が企業の認知度アップや潜在顧客の発掘などに役に立つことは間違いないでしょう。

注意が必要なのは、ホームページに埋め込む場合です。SNSを埋め込むことでサイトの読み込み速度が遅くなってしまうと、サイトの評価ひいては検索順位が下がります。
詳しくは「SNSをサイトに埋め込むデメリット」の記事をご覧ください。

Q.相互リンクをしたほうがSEOに有利?

以前に取り組む人の多かった「相互リンク」ですが、むやみやたらな相互リンクはSEOの役に立たないどころかホームページの評価を下げる危険があります。

被リンクは今でもSEOの役に立ちますが、これもあくまで「良質な被リンク」でなければ意味がありません。リンクを買ったり関連性の低いリンクを貼ったりすることは、ホームページの評価を下げるだけになってしまいます。

自社のホームページと関連性の高いサイトへリンクを貼ること。そして他社からそういう風にリンクを貼られるホームページであれば、リンクがSEOの役に立つと言えます。

Q.動画をたくさん入れるといいって本当?

動画の埋め込みも、一概にSEOとして良いとは言えません。
なぜなら、(入れる動画の数や入れ方にもよりますが)動画をたくさん入れることでホームページの読み込み速度が遅くなるリスクが高まるからです。SEOは「ユーザーのためになるホームページにしていく」ことが根本です。表示に時間がかかってしまうのでは本末転倒です。

ただ、その動画が本当に必要なものであれば、入れるべきでしょう。
商品の使い方ガイドなど、静止画より動画のほうがわかりやすいシーンも多く、そういった動画はユーザーのためになる情報です。動画の長さ(分数)や埋め込み方、1ページに入れる動画の数などをきちんと考慮できると良いですね。

また、すべての動画をホームページに入れる必要は無いはずです。YouTubeなど固定のユーザーがいるサイトであれば、その中で認知度を上げて社名検索やリンクなどでホームページへ誘導していくのもおススメです。

Q.タイトルやサイト説明文にキーワードをたくさん入れたら上位に表示される?

残念ながら、「キーワードを詰め込めば上位に表示される」というものではありません。

title(ページタイトル)やdescription(サイト説明文)などの「metaタグ」は検索エンジンに「このページは○○について書いてあるよ!」と伝える役割がある一方で、「ユーザーに興味を持たせる」という大切な役割もあります。
検索エンジンがアップデートされていく中で、特にtitleやdescriptionは後者の役割の比重が大きくなっています。

上位表示に大切なのは「サイトの中身」

ユーザーが検索に使用したキーワードと一致するキーワードがtitleやdescriptionに入っていないサイトでも、サイトの中身がそのユーザーに役に立つと判断されれば上位に表示されます。
つまり検索エンジンは、上位に表示するかどうかをサイトの中身で判断しているのです。

クリックしてもらうのに大切なのは「metaタグ」

一方でユーザーは、自分が検索に使用したキーワードとより一致しそうなサイトをクリックします。せっかくあなたのサイトが1位に表示されても、titleやdescriptionに一致するキーワードが入っていなければ、2位以下の"より一致しそう"なサイトがクリックされるのです。

つまり、上位に表示させるのはサイトの中身が大切で、クリックしてもらうにはtitleやdescriptionが大切、ということになります。
そしてクリックしてもらうためには、タイトルやサイト説明文はわかりやすく簡潔である必要があります。キーワードをたくさん詰め込んでも、わかりにくい文章であればまったく意味がありません。

titleやdescriptionは、そのページが何の情報のページなのかを正しく表現し、かつ興味を引くような内容を意識しましょう。

Q.SSLはSEOに関係するの?

大きく関係します!もう一度言います。大きく関係します!
「ホームページの安全性を高める常時SSLは、検索順位の評価基準に入っている」とGoogleが言及しています。セキュリティをかけている=ユーザーを守る対策を施しているということは、Googleから見ても「信頼できるサイト」として安心してユーザーに表示できるのです。

現段階では、SSLを導入していてもホームページの内容が充実していなければ上位表示はされません。
しかしGoogleはサイトのセキュリティを「ユーザビリティを高めるための最優先事項」としており、今後SEOへの影響が大きくなっていくことが考えられます。まだホームページにSSLを導入していない場合は、導入を検討したほうがよいでしょう。

ちなみに・・・

SSLはサイト同士のリンクにも影響します。
たとえばSSLを導入しているサイトAが、導入していないサイトBにリンクを貼ると、Aのセキュリティレベルの評価も下がります。
また、BからAにリンクを貼る場合、セキュリティの甘いBのサイトを改ざんしてリンク先を変更し、Aにそっくりな偽サイトを作ってそこに誘導するという「なりすまし」の被害に遭う可能性もあります。
SEOを考えてホームページを運用していく場合は、リンク先のSSLも確認しましょう。

まとめ

今回は、勘違いされていることが多いポイントをご紹介しました。
以前の記事「キーワードに頼ったSEO(検索対策)はもう古い!」でも書いていますが、SEO対策は「対・検索エンジン」のように見えて本質は「対・ユーザー」であり、ユーザーのためになるサイトかどうかがすべてです。

一朝一夕で変化の出るものではないので「早く上げたい!」と焦ることもあるかも知れません。しかし2019年の今では小手先のテクニックが通用せず、一時的に上位表示されても検索エンジンのアップデートとともに検索順位が大幅に落ちてしまいます。

いつでも「ユーザーのため」を考えてSEOに取り組んでいきましょう!

レン太君ではSEOのサービスはご用意していませんが、レン太君をご利用のお客様であればサポートの中でのご相談・ご提案は可能です。
サイトをしっかり運用したいよ!という方は、お気軽にご連絡ください。

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